トレーラブルボート考

teruHH

2010年04月15日 15:33


<今は無き愛車ランクル100&愛艇ハンマーヘッド>

ハンマーヘッド購入当初からホームページを立ち上げたり、ナチュラムになるまで2社ほどでブログを出していて、ハンマーヘッドについて、いろんな方からメールをいただいた。
たしか「ボートの購入を検討中でハンマーヘッドやトレーラブルのことで、良いところ、悪いところ(問題点)などありましたら教えてください。」というような内容。

ボートは各社様々なボートが出ており、それぞれ良し悪しはありますが、ボート購入に先立ち考えなければならないのは、係留にするか、トレーラブルにするか、カートップにするかだと思います。
まあ気に入ったボートがあれば必然的に保管方法などが決まってしまう場合がありますが・・・。(例えば、25ftのフィッシングボート=係留又はマリーナ陸揚げ)

<トレーラブルのメリット>
①スロープなどの昇降設備を確保していれば、全国どこでも釣りが可能。
旬な時期に旬な場所で旬な魚が狙える。
しかし最近では漁師さんとのトラブルなどでスロープの使用を禁止する漁港が増えてきている。
②保管場所が自宅なら艤装やメンテナンスが気軽に出来る。
係留の方はエンジンやギアオイルの交換の時は陸上げするのかな?
③釣行の度にボートを洗うことが出来る。
係留のように船底に貝類が付いてしまい速度や燃費の低下ということがなく、いつも綺麗な状態を保てる。
④自宅保管なら盗難などのセキュリティー面で安心。
私の周りでは漁港のほとんどボートからガゾリンが盗まれたり、挙句の果てにはエンジンが盗まれることもありました。

<トレーラブルのデメリット>
⑤保管場所が必要になる。
私の場合はガレージに入っていますが、月極駐車場やマリーナ・漁港の陸保管の方もいます。
(トレーラーを買わずに係留の方もいます。)
⑥トレーラーやヒッチメンバー購入のため初期費用が必要。
ハンマーヘッドを乗せれるトレーラーは30~40万円。
ヒッチメンバーが5~10万円。(被けん引車の総重量に合わせて選ばなければならない。)
⑦トレーラーの車検やメンテナンスが必要。
普通ナンバーのトレーラーになるので、新規登録時は2年、以降1年毎に車検が必要。
自分で車検を通せば、1回当たり費用は2万円ぐらい。
⑧けん引車が必要。
連結検討書が取れる車が必要。(簡単に考えると、けん引車の車両重量がトレーラーやボートやエンジンなどを足した総重量の2倍は必要。)
またハンマーヘッドは複雑なハル形状で他の同クラスのボートに比べ重いので、ボートを降ろす時、けん引車のリアタイヤが水に少々浸かるので、4WDであると安心。
⑨ボートの大きさに制限がある。(けん引免許を取らない場合)
普通免許でけん引する場合は被けん引車(トレーラーやボートなど)の総重量が750kg以下になるので、ボートの大きさに合わせてトレーラーを決めないといけませんが、トレーラーの積載重量に合わせてボートやエンジンも考えないといけません。
750kg以上のボートになるとけん引免許が必要になります。
⑩高速料金が中型料金になる。
けん引車が普通車の場合、トレーラーをけん引して高速道路を走ると中型料金がかかります。
よって土日祝の上限1000円というETC割引サービスが適用されないので、遠征組には辛いところです。
けん引でETCを利用する場合はけん引車側のETC登録内容を「けん引あり」で登録し直す必要があります。
⑪何かと手間がかかり、気軽にボートが出せない。
これは人それぞれだと思いますが、準備や片付けなどを考えると「1~2時間ぐらい釣りに行こうかな」っとは思えない。係留であれば気軽に出れるかと思います。

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ゴムボート・カートップ・トレーラブル・係留とそれぞれメリット・デメリットがあり、それなりに手間はかかると思います。
最近の現状として、漁師さんとのトラブルで使えるスロープが徐々に減ってきています。
聞く話では、やはりマナーの悪さや法規が守れていないということのようです。
以前にもブログで書きましたが、免許・船検不要ボートは近々規制されるでしょうね。

スロープが使えなくなったけど、行きたい場所は多々あって、最近ではゴムボートかカヤックが欲しいところ。
購入はまだまだ先になりますが・・・。


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